【薬局M&A】M&A仲介の手数料とは?~仕組み・相場・そして“完全成功報酬型”の安心ポイント~

調剤薬局のM&A(事業承継)を検討する際に、経営者の方が最も気にされるのが「仲介手数料」です。
どのくらいかかるのか、どの段階で支払うのか――この仕組みを理解していないと、
思わぬ費用が発生してしまうこともあります。

この記事では、薬局M&Aにおける仲介手数料の仕組みと相場
そして当社が採用している「完全成功報酬型」のメリットをわかりやすく解説します。

M&A仲介手数料の基本構造

M&Aの仲介手数料は、一般的に以下の4つの形で構成されています。

  1. 着手金:契約時に支払う前金
  2. 中間報酬:基本合意締結時などに支払う報酬
  3. 月額報酬(リテイナー):サポート期間中に毎月支払う報酬
  4. 成功報酬:M&Aが成立した時に支払う報酬

このうち、薬局M&Aにおいて最も多いのは成功報酬のみ発生する「成功報酬型」ですが、
仲介会社・FAによっては上記のうち複数を組み合わせて請求する場合もあります。
それぞれの特徴を見てみましょう。

着手金・中間報酬・月額報酬とは?

■ 着手金

仲介会社と契約する段階で支払う「初期費用」です。
「案件を正式にスタートするための準備費用」として設定されていますが、
実際にはM&Aが成立しなくても返金されないのが一般的です。

→ 相場:小規模なM&A仲介会社では「数十万円程度」

■ 中間報酬

「基本合意」などのマイルストーンに到達した際に支払う報酬です。マイルストーンフィーとも言います。
中間報酬は、成功報酬の一部という考え方で算出されるケースが多く、「レーマン方式」と呼ばれる成功報酬算出基準で計算されます。例えば中間報酬で成功報酬の10%を支払った場合、M&A成立時には残りの90%を支払うことになります。

→ 相場:成功報酬の10〜20%程度

■ 月額報酬(リテイナーフィー)

M&Aが成立するまでの期間(3か月~半年以上)に毎月支払う報酬です。
6ヶ月間、1年間といった最低契約期間も取り決めがなされるケースもあるので、その場合「月額報酬×契約期間」が支払う総額になる点に注意してください。
大型案件やFA(ファイナンシャル・アドバイザー)型の契約で用いられることがほとんどです。
小規模薬局のM&Aの場合、費用の負担が大きくなってしまうため、月額報酬が発生する仲介会社・FAと契約することはあまりおすすめできません。

→ 相場:小規模なM&A仲介会社では「月額10万〜30万円程度」、大手は「月額100万円以上」の場合も

成功報酬型と「レーマン方式」

薬局M&Aのおいて最もポピュラーな手数料の方式が「成功報酬型」です。
M&Aが正式に成立した時点でのみ報酬を支払う仕組みで、
報酬額は「レーマン方式」という段階制で計算されます。

例:成約金額8億円の場合

  • 最初の5億円 × 5%
  • 残りの3億円 × 4%
    → 合計3,700万円(税別)

つまり、M&Aが成立しなければ報酬は発生しません。
この「成功報酬型」は、薬局経営者にとって最もリスクが低い方式といえます。

注意すべき「最低報酬額(ミニマムフィー)」

最近では、大手M&A仲介会社の多くが「最低報酬額(ミニマムフィー)」を設けています。
これは、売却金額が小さくても一定の金額を請求する仕組みです。

たとえば、

  • 最低報酬:2,000万円
  • 売却金額:5,000万円
    という場合、手数料率は実質40%以上にもなります。

特に個人経営・中小薬局では、この最低報酬が非常に大きなコスト負担になりがちです。
契約前に「最低報酬額はいくらか」を必ず確認し、極力、「高額な最低報酬額なし」の仲介会社を選ぶことが重要です。

M&A仲介の業界としては、小規模M&Aは中小の仲介会社に、大規模M&Aは大手仲介会社に、という役割分担ができ始めているのではないかと思います。

当社は原則「完全成功報酬型」でご支援します!

当社では、薬局オーナー様に安心してご相談いただけるよう、
原則、完全成功報酬型の料金体系を採用しています。

これは、

  • 着手金なし
  • 中間報酬なし(※)
  • 月額報酬なし(※)
  • 成功報酬のみ

という明確でシンプルな仕組みです。(※:大型・複雑案件の場合のみ、ご相談)

報酬は「成約=成果」が出たときだけ。
さらに、高額な最低報酬額(ミニマムフィー)も設けていません。

💬 なぜ完全成功報酬型にこだわるのか?
M&Aはオーナー様にとって、人生の集大成ともいえる大きな決断です。
私たちは、経営者の想いを尊重し、“一緒に成功を目指す”パートナーでありたいと考えています。
成功して初めて報酬をいただくことで、オーナー様と同じ目線でゴールを共有できるのです。

手数料を比較する際のチェックポイント

M&A仲介会社・FAを比較する際は、次の5項目を必ず確認しましょう。

チェック項目確認ポイント
着手金契約時に支払いがあるか?返金条件は?
中間報酬基本合意時に発生するか?金額は?
月額報酬期間・金額・終了条件は?
成功報酬成約時の料率・計算方法(レーマン方式など)
最低報酬設定されているか?金額はいくらか?

これらを事前に確認し、特に個人経営・中小薬局の場合は「完全成功報酬型」で費用が明確な会社を選ぶのことが重要です。

まとめ:透明な報酬体系が、信頼の第一歩

M&Aは、経営者と仲介会社の信頼関係で成り立つ取引です。
だからこそ、「どんなときに、いくら、なぜ払うのか」を明確にしておくことが重要です。

当社では、薬局オーナー様の不安をなくすために、
完全成功報酬型×業界専門サポートで、最後まで誠実に伴走いたします。

費用の心配をせず、まずは「話を聞いてみる」ことから始めてみてください。
初回相談は無料・秘密厳守で承っています。

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